A Hotel in the Landscape

景観の中のホテル

A Hotel in the Landscape

フクスエック・エコ・ロッジのために建築家は周辺の文化的景観の集落形態を調査し、1000メートルほど離れた山の中腹の牧草地にある既存の集落にそのモデルを見つけました。

ブレゲンツの森地方の中心地であるエック村から15分。シェッターエック村に向かう村道を抜けた標高1060mの場所にフクスエック・エコ・ロッジはあります。フィリップ・ルッツとエルマー・ルーデシァーは、空間の機能を各建物ごとに割り当てることを基本として決定しました。そして、レストランやセミナー空間、図書館とサウナハウスといった、個々の建物の役割や、そのコンセプトと間取りを開発してゆきました。外観の印象は特に重視され、建物群が景観に無理なくすんなりと馴染むように配慮されています。建物に一体感を与え、時と共に場に溶け込ませるような木造ファサードシステムが開発されました。ハイライトは回転する木のルーバーの付いた帯状の窓です。すべての建物に設置されており、建物全体に統一性と落ち着きを与えています。

フクスエック・エコ・ロッジにも食事や出会いの場の機能を持つゲストハウスがあります。その建物は村道が集落に到達する敷地の端に立っています。外部からの訪問客にも開放されており、地元住民と観光客、そしてホテルゲストの集いの場となっています。レストランは二つの空間と暖炉のあるバーからなり、居心地よい滞在へと誘います。サウナハウスは地場のモミ材と香り高いハイマツ材で内装され、そこからは山々への素晴らしい眺望が開けています。

  • Location
  • Egg / AT
  • Completion
  • 2020
  • Structural Engineering
  • Plan Drei Hammerer GmbH, Andelsbuch, plandrei.at
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