Expansion of a Headquarter
風力シモンスフェルト社の本社拡張、エルンストブルン村

この風力発電会社の本社拡張では、自然素材である木と粘土を基盤としながら、持続可能性と機能性が美的な形で融合されました。
オーストリアの大手風力発電会社が本社ビルの拡張を決めたのは、オフィスやエントランス、食堂、イベントのための空間が足りなくなったためでした。そして、2014年に建てられた直方体の単体建築の両端にU字型に増築し、中庭のある閉じられた躯体を完成させました。
直交集成材をスラブに用いた木造スケルトン建築で、コアは粘土の版築という、持続可能な建築の最高水準を達成しています。さらに地中熱とソーラーエネルギーを基盤としたエネルギーコンセプトを掲げ、すでに建設時からポジティブなCO2収支を示しました。木と粘土による現しの基本構造、木パネルの全面的な利用、そして室内側に白いニスを塗ったトウヒ製の木窓とドアなど、自然な趣きに満たされた建物となっています。
- Location
- Ernstbrunn / AT
- Completion
- 2024
- Client
- Windkraft Simonsfeld AG, Ernstbrunn, www.wksimonsfeld.at
- Architecture
- Juri Troy Architects, Vienna, juritroy.at
- Structural Engineering
- KPPK ZT GmbH, Vienna, kppk.at
- Timber Construction
- Strobl Holzbau GmbH, Wiener Neustadt, www.strobl.at
- Photography
- Patrick Johannsen, Wien, www.patrickjohannsen.com










