A new Farmhouse

新しい農家

A new Farmhouse

この農村の屋敷では、上手な構造とシンプルな技術を用いて、住居と多目的ホールが組み合わせられています。木構造システムは、デザインコンセプトの一環として現しにされています。

オーバーエスターライヒ州のとある市街地の外れ、農村風景の中に建つこの建物は、住居と多目的ホールという二つの構造物から成り立っています。周囲の風景が織り成すように取り込まれた建物ですが、景色との調和の良さは、住居部分の目の前が傾斜地というロケーションやそれゆえの眺望の素晴らしさだけでなく、広々とした広場や擁壁にも見て取れます。

その設計理念は簡単明瞭。建物の背後はマッシブな組積造の壁に守られています。その前面の木造建築は、天井までの高さのある窓から太陽と眺望に向かって開かれています。木造スラブの巧みな構造により、西側ファサード全面にベランダを設けることができました。簡単な技術的ソリューションを用いることにより、部分的にセルフビルドで施工することが可能となりました。構造的に不必要な外装材は用いず、支持構造を美的なコンセプトの一環として露出しています。

  • Location
  • Scharten / AT
  • Completion
  • 2013
  • Client
  • Andreas and Elisabeth Aichinger, Finklham
  • Photography
  • Walter Ebenhofer, Steyr
A new Farmhouse
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