アルプスの村の家

シュタインベルグ・アム・ロファンの村の家は、分散型の集落に中心を与えていますす。新築されたこの建物は、教会と役場と共に、村のアイデンティティとなるアンサンブルを形成しています。

シュタインベルク・アム・ロファン村に新築されたこの村の家は、打ち放しのコンクリート基礎の上に建てられた、コンパクトな木造パネル構法による建物で、簡素な切妻屋根に覆われています。教会や村役場と共に、このアルプスの分散型集落の中心を作り出すアンサンブルを形成しています。

開口部は少なく、しかし大きくとられており、村広場の方向に設けられています。風上側では無塗装の縦の板張りの外壁が、すでに繊細な銀の光沢を放っています。村の共同体のための建物に使われた建築用材の大部分は、この高原を覆うカラマツ林で伐採され、その後すぐに村の製材工場で加工されました。窓と扉の部材にのみシベリア産のカラマツを利用しています。長方形の建物の内部は、玄関ホール、多目的ホール、小ぢんまりとした村のレストランという三つの部分に明確に分かれています。レストランでは大きな引き戸窓から外のテラスにも出られます。