A new Community House

エコパイオニアとしての自治体

A new Community House

この自治体の目標は、建築文化的な品質が高く、エコロジー面でも模範効果をもつ村の中心部を、住民参加を伴いながら創出すること。結果として、これらすべての要求を満たす建物ができました。

フォアアールベルク州ルーデッシュ村は、古くから常に環境に配慮してきました。そのため、新しい自治体・コミュニケーションセンターを建設するにあたり最も重要とされたのは、有害物質をできるだけ避けるとともに、環境に優しい建材選択を通じてエコロジカルな持続可能性を達成することでした。

こうして、鉄筋コンクリート造の地下階の上に、高度なプレファブ化により非常に高効率な、モミ材から成る木造建築が建てられました。構造材や外装材の木材は地域内で買い付け、内装材にはドイツとフランスの近隣圏の木材を使用。外壁の断熱材には古紙から作られたセルロースを、そして間仕切壁や天井裏の断熱材には羊毛を用いています。組み立てにはコンクリート用アンカーやネジ、接着バンドを利用して、接着剤での接合をできるだけ避けました。木材には粗挽き仕上げからブラシ仕上げ、かんな仕上げにいたる様々な加工方法を採用しているため、デザインに多様なニュアンスが生み出され、木の多面性が浮かび上がっています。

  • Location
  • Ludesch / AT
  • Completion
  • 2005
  • Structural Engineering
  • merz kley partner ZT GmbH and Mader & Flatz Ziviltechniker GmbH, Dornbirn and Bregenz, www.mkp-ing.com
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