Social Housing in Timber
木造による社会福祉住宅

建物の容積は三角形の敷地の形状に従っています。四階建ての木造建築は、地下駐車場を含むコンクリート造の基礎の上に建てられており、住宅へはアトリウムを通じてアクセスします。
マックス・メル・アレー通りにある総戸数38戸のこの新築集合住宅は、グラーツの市有地に建てられた公益集合住宅です。環境への配慮や住宅の早期供給を念頭に置き、施主はコンペの時点からすでに木造建築を指定していました。建物の形状は三角形の敷地に従っています。コンクリート造の基礎部分には地下駐車場が整備され、その上に繊細な構造の四階建て木造建築が建っています。ファサードはバルコニーにぐるりと囲まれ、格子の覆いが不規則な間隔で掛け違いにはめ込まれています。住居はアトリウムを囲むように配置されており、このアトリウムを通って中に入ります。外壁は木造ラーメン構法、室内壁および天井は直行集成材、階段は鉄筋コンクリートで建設されています。住居の中では支持構造を成す直行集成材の壁が一部現しで使われており、防音・耐火基準により必要な部分のみ石膏ボードで被覆されています。
- Location
- Graz / AT
- Completion
- 2018
- Client
- Gem. Wohn- u. Siedlungsgenossenschaft Ennstal, Liezen, www.wohnbaugruppe.at/unternehmen/ennstal
- Architecture
- Nussmüller Architekten, Graz, www.nussmueller.at
- Structural Engineering
- Con Lignum ZT GmbH, Josef Koppelhuber, Rottenmann, www.conlignum.at
- Timber Construction
- Strobl Holzbau GmbH, Wiener Neustadt, www.strobl.at
- Photography
- Simon Oberhofer, Vienna, www.simonoberhofer.com



