Urban Densification in Wood
木造による都市部の高密度化

五階建ての住宅、一階にはスーパー、共用施設、テラス空間。手短に言うと、マッシブな木構造を用いた都心部での高密度化の成功例です。
都市や郊外でよく見かける駐車場付きスーパーマーケット。住居不足が叫ばれている現在、また新開発する土地を出来る限り増やさない努力が行われている中で、このような場所は高密度化が可能なゾーンと目されています。ウィーンの「Woody M」は、その実現を目指した名体不二の木造住宅プロジェクト。外皮に見て取れるものがそのまま核にも存在します。ゆったりと配置された、103世帯が入居する4棟の躯体は、マッシブなプレファブの直行集成材パネルで施工されています。素材を節約するため、スラブの厚さは構造上必要な分のみとし、上階に行くにつれて薄くなっています。外装材はカンナ掛けされた板材で、これらすべてがコンクリート造の基礎の上に建てられています。基礎の中には以前からあったスーパーマーケットと駐車場が入り、新たに自転車置き場と公共スペースも設置されました。
- Location
- Wien / AT
- Completion
- 2022
- Client
- Palmers Immobilien, Vienna, www.palmers-immo.at
- Architecture
- Freimüller Söllinger Architektur, Vienna, www.freimueller-soellinger.at
- Structural Engineering
- RWT plus ZT GmbH, Vienna, www.woschitzgroup.com
- Timber Construction
- Handler Bau GmbH, Bad Schönau, www.handler-group.com






