A Space for Craft
職人技のための空間

カウフマン木造会社は、大きな空間ユニットを製作するための組立てホールを必要としていました。ここで行われるパネルのプレファブ化により、木造の現場はより素早く、よりリーズナブルで安全になります。
四代にわたって続くブレゲンツの森地方の同族会社、カウフマン木工・木造会社は、現代的な木造技術と並んで、ユニット構法によるプロジェクトの建設にも携わっています。この製造方法には広い場所が必要になるため、モジュール式の空間ユニット製造に使う組み立てホールを新築することになりました。ホールは二つの空間に分かれており、一つはレールを敷いたユニット製造用の縦長の空間、もう一つは出来上がったユニットを保管するための場所になっています。ホールの外観は、この地域の空間計画に基づく規制により、集落の景観に合わせて出来る限り低く抑えなければなりませんでした。しかし、重いクレーン・レールや高い積雪負荷を受け止める構造が必要となる場合、屋根架構は高くなるのが通常です。また、空間内の柱の数も最小限に抑えなければならず、これらの理由から、クレーン・レールを内蔵したトラス構造という構造原理が開発されました。
- Location
- Reuthe / AT
- Completion
- 2017
- Client
- Kaufmann Zimmerei und Tischlerei, Reuthe, www.kaufmannzimmerei.at
- Architecture
- Johannes Kaufmann Architektur, Dornbirn, www.jkundp.at
- Structural Engineering
- merz kley partner, Dornbirn, www.mkp-ing.com
- Timber Construction
- Kaufmann Zimmerei und Tischlerei, Reuthe, www.kaufmannzimmerei.at
- Photography
- Adolf Bereuter, Dornbirn, adolfbereuter.com





