Ilse Wallentin House
ウィーンBOKU大学の新図書館・セミナーセンターでは、地上階の建材に占める木質率78%を達成しており、 持続可能な建築における真のパイオニアとなっています。

2020年に完成し、同大学で初めて博士号を取得した女性にちなんで命名されたイルゼ・ヴァレンティン ハウスは、ウィーンにある大学では初めての大規模木造建築です。4階建ての木造スケルトン構法による建築の内部には、セミナールームが10室、閲覧席数100席の図書館、そして研究所所有の部屋が40室収められています。基礎は鉄筋コンクリート造で、地下室を形成しています。地上部の建築デザインの中心を成すのは、集成材の柱が成す構造的なグリッドと、直交集成材による壁とスラブです。現しの木材はいずれも大きな存在感を示しており、その表面はシームレスに移り変わって整合性に富んだ空間とファサードを生み出しています。床から天井まである大きな窓面は、調和のとれたリズムでグリッドの中に配置されており、太陽光あふれる学びの場をもたらすと同時に、緑豊かな景色を間近に眺められるようになっています。
- Location
- Wien / AT
- Completion
- 2020
- Client
- BIG Bundesimmobiliengesellschaft , Vienna, www.big.at
- Architecture
- SWAP Architekten, Vienna, www.swap-zt.com
- Architecture
- DELTA, Vienna, www.delta.at
- Structural Engineering
- Bollinger Grohmann, Vienna, www.bollinger-grohmann.at
- Timber Construction
- Liebe Bau Weiz, Weiz, www.lieb.at
- Photography
- Hertha Hurnaus, Vienna, www.hurnaus.com/
- Details
- www.nextroom.at



